天城流鬆身法
(あまぎりゅうしょうしんほう)

セミナー開催日

内家拳(太極拳・形意拳・八卦掌などの氣功武術)を実践しやすくするためのセルフケア(自己指圧法、棒術)。

鬆身法(しょうしんほう)

内家拳(ないかけん)の身体操法を身に着けるための養成エクササイズである。
身体の柔軟性と連動性を向上させ、無駄な力みを省き、氣の通りやすい姿勢や動作を養う。

鬆身法は、先人の智慧が詰まった非常に深淵なエクササイズで、健康法としても日本では腕振り体操として知られる甩手(スワイショウ)が有名。
稽古を繰り返すほどその深みを感じ、身体の持つ神秘に触れることができる。
スポーツや演奏など、ボディーワーク全般に応用することが可能。
(※ここでは広義の解釈として氣功体操全般を鬆身法とする。)

太極拳について

仙人を目指す道士(タオイスト)の健康法として生まれた身体技法が皇帝の護身術として世に出た太極拳は、全身に滞りなく氣が巡るようにすることが目的の一つと言える。
氣の流れを良くするためには、全身の組織の癒着や血流の停滞による瘀血が解消される必要がある。
氣の巡りが良くなれば、健康になるのは当然であり、それを目指していくはずなのだが、正しい基礎を怠り、誤った練習法を続けると健康を害することになりえる。
実践者の筋肉の過緊張、姿勢不良は氣の流れの大きな妨げになる。

太極拳は氣の感覚とともに体幹からの動きを柔軟に波のように手足まで連動させることによってなされる武術である。
鍛練を続けていくと身体深部の感覚を得ることで、氣の流れ・姿勢・動作のコントロールが可能になる。

天城流鬆身法の目的
  • 太極拳の身体操法を段階を踏んで身に着ける。
  • 身体を痛めないための知識と予防、痛めた時の緩和法の修得。
  • 鬆身法と天城流セルフケアで相乗的に健康と運動能力を改善。
天城流鬆身法が必要な理由

太極拳は代々継承されていくごとに、体幹を強くする新しい鍛錬法や身体を柔らかくするエクササイズが生み出されてきた。
継承されていく毎に進化しているとともに、私たちの身体が鈍ってきているから、こなさなければならない稽古法が増えたのではないかとも考えられる。

そして、太極拳の指導経験から、今までの稽古法では太極拳の身体操法を獲得するまでに、あきらめる人が今後増えていくのではないかと推測される。
これは、他の武術やスポーツにも言えることだと考えられる。

現代人は、外側が硬くなり内側の力も感覚も弱くなっているので、外側を緩めて内側の感覚を覚醒させる必要がある。
内側を使えないまま外側に頼って、太極拳の形をゆっくりと続けていくと、関節に極度の負担が継続してかかるため重度の損傷を起こす可能性が高い。
太極拳の稽古の前後や、最中に痛みや硬さを感じた時に関連する箇所を天城流鬆身法でほぐし緩めることで、痛みや可動域を改善し、稽古をより有意義なものにすることが可能である。

天城流鬆身法 基礎編

天城流鬆身法セミナーの基礎編は、全6回で構成され、「揺禅致柔氣功 鬆身法(ようぜんちじゅうきこう しょうしんほう)」というエクササイズ9種と各エクササイズに応じたセルフケアを学ぶことで、身体操作の基礎を養います。
①から順に受講することで理解が深まるように構成しています。

※「揺禅致柔氣功 鬆身法」は気功・太極拳/揺禅道 アクティクラブで行っている氣功深層筋エクササイズです。

初級(背骨・重心)

『背骨を自覚(知る) 』

  • 柔身開屈(じゅうしんかいくつ)
    (背骨体操)

『足裏(センサー)を自覚(知る) 』

  • くらげ呼吸「前・横」
  • 甩手(スワイショウ)  「前後・回旋」
    (腕振り体操)
中級(上肢・股関節)

『手を自覚(知る) 』

  • 白猿献桃(はくえんけんとう)
    (猿と桃)
  • 柳揺(りゅうよう)
    (やなぎゆらゆら)

『股関節を自覚(知る) 』

  • 蛇身転腰(じゃしんてんよう)
    (片足捻り)
  • 鉤手振り(かぎてふり)
    (あひる)
上級(体幹操作)

⑤『体幹を自覚(知る)Ⅰ』

  • 割体(かったい)「前後・上下・左右」

⑥『体幹を自覚(知る)Ⅱ』

  • 螺旋呼吸(らせんこきゅう)「丹田回し・八の字」
天城流鬆身法 棒術

セルフケアは、自己指圧法の他に、棒を使って、身体を緩め、動きを改善し、身体深部を覚醒させるエクササイズを行います。

  • 肋間転伸(ろっかんてんしん)
    (あばらコロコロ)
  • 捻転昇降(ねんてんしょうこう)
    (水泳)
  • 斜交回旋(しゃこうかいせん)
    (忍者)
  • 回内攪拌(かいないかくはん)
    (かきまわし)
    などなど・・・

セミナー開催日

緩鍛(かんたん)健康クラス

Zoom緩鍛健康クラス
「天城流鬆身法 基礎編」の復習を行うことができる緩鍛健康クラスを定期的に開催しています。

緩鍛健康クラスQ&A
天城流鬆身法のエクササイズで意識することやほぐすさいの手の使い方などを随時更新していきます。


※Amazonのアソシエイトとして、当サイト(やわら氣堂)は適格販売により収入を得ています。

セルフケア用品

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「はがし」に用いるさいの使い方

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ワークショップ&セミナー

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天城流湯治法 鬆身法 学士
(一社)アクティクラブ 代表理事
やわら氣堂 主宰 奥田行孝